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システム開発で得た知見のもと、
JCB の収益を生む“攻め”の業務に挑む

三好 大地

2012年入社

モバイル・バリューペイメント部

※所属部署・役職は取材当時のものです。

デビットカードのシステム開発で習得した
IT・デジタル人材としての基礎力

三好は、入社4年目よりシステム本部の基幹システム開発部に所属し、主にデビットカード(※)のシステム開発を担当。6年にわたり、大手の都市銀行や複数の地方銀行でデビットカードの立ち上げに携わった。配属当初は、先輩にシステム開発のイロハを教えてもらう日々だったが、1年半後には早くも自身が主担当となった。開発の難しさを痛感しながらも、立ち上げたデビットカードが世に出る瞬間を見届けることに大きなやりがいを感じ、「要件定義の重要さ」と「考えを形にして伝える大切さ」を学んだ。要件定義の認識齟齬により起こった不具合や障害を何度も経験するなかで、あいまいな表現を避けることや、相手の理解力に頼らないことの大切さを実感した。その過程で、相手にわかりやすく伝えるために論点を資料1枚程度にまとめることと、フロー図や概略図を用いてイメージを共有することのふたつが習慣化された。
また、部内の統括担当として、システム障害の撲滅活動にも尽力。障害の根本的な原因を突き詰めた再発防止策だけではなく、大小さまざまな改善活動にトライした結果、システム本部内で表彰されたことも。それらの経験は、自身の励みになったと三好は語る。

※デビットカード:預金口座と紐付けられた決済用カード。金融機関(一般的に銀行)が発行し、このカードで決済すると代金が即時に口座から引き落とされる仕組み。

Smart Code によるコード決済の進化を担い、
国内のキャッシュレス拡大を牽引する

これまで“システム部門”でJCB の土台を支える“守り”の業務を経験したが、次はJCB の収益を生む“攻め”の業務を経験してみたい。今後の JCB 人生で、まだ経験していない領域にチャレンジしたい。三好がそう思い始めたのは、システム開発業務と統括業務をひととおり経験した入社9年目の頃だった。上司との面談でも伝えていたその想いが叶い、入社10年目で事業部門であるモバイル・バリューペイメント部へ異動。キャッシュレス市場のトレンドであるスマートフォン決済のプロダクトを扱う部署で、Smart Code の担当となった。
JCB が提供する Smart Code は、数多くの加盟店とさまざまなコード決済事業者の決済サービスをつなぎ、加盟店の売上拡大や業務効率化に寄与するサービスだ。三好はチームリーダーとして、新しい決済サービス立ち上げのサポートや、決済システムのトラブル・課題の解決に従事。チームを束ねるうえで、基幹システム開発部でさまざまなプロジェクトの主担当を務めた経験から得たスキルやノウハウが非常に役立ったと語る。
この仕事の醍醐味は、Smart Code へ参画する事業者が日々増えていく実感があり、着実に取扱高が伸びていることだ。リリースからまだ5年ほどと、当社のなかでは比較的新しいサービスであり、まだまだ改善の余地があるが、だからこそ改善活動に大きな意義を感じている。

これまでの経験を生かし、
事業部とシステム本部をまたぐキャリアを描きたい

JCB の IT・デジタル領域で働く魅力は、お客様との距離が近くビジネスへの影響を間近に感じられる点だ。自社システムに携わるため、自社のサービス拡大や新サービスのリリースに直接的に貢献できる喜びもある。ビジネスサイドとの距離が近く、業務をとおして必然的にシステムとビジネスの関わりを強く意識するようになるため、両面の知見・スキルが得られたことを実感した。
三好は今後のキャリアについて、まずは現部署で Smart Code 拡大に貢献しながら経験を積み上げつつ、いずれは管理職の立ち位置にステップアップしたいと語る。その一方で、Smart Code はアプリとの親和性が高いことから、今後は新たに JCB のアプリ開発にも携わってみたいという想いもあるという。そのキャリアは、事業部門・システム部門のどちらでも描くことができ、それぞれのやりがいがあるはずだ。このように多様なキャリアパスを選択できることが、JCB で働く魅力のひとつだ。