Cross Talk

キャリア採用者と語る
ブランドインフラ本部の魅力

  • 巴 祥平

    Shohei Tomoe

    2012年入社(キャリア入社)
    ブランドインフラ本部
    ブランドインフラ二部
    チッププロダクトグループ
    主幹

  • 村田 沙耶香

    Sayaka Murata

    2014年入社(新卒入社)
    ブランドインフラ本部
    ブランドインフラ一部
    デジタルプロダクト推進グループ
    副主事

  • 竹内 涼真

    Ryoma Takeuchi

    2023年入社(キャリア入社)
    ブランドインフラ本部
    ブランドインフラ一部
    デジタルプロダクト開発グループ
    主任

※所属部署は取材当時のものです

世界を見据えて、
国際ブランドとしての価値を高めていく

  • ブランドインフラ本部では、その名のとおり、国際ブランドとしての基盤となるシステムの管理・拡充および新たなプロダクトの研究開発を行っています。また、JCBはEMVCoやISOなど国際標準化団体のメンバーであり、これらの活動を通じた、決済技術におけるグローバルスタンダードの構築も重要な役割です。

  • 村田

    組織的には、私と竹内さんがいるブランドインフラ一部と巴さんがいる二部の2つの部署で構成されています。一部ではトークナイゼーションや認証といった技術を、二部では接触/非接触ICカードやモバイルアプリ、端末、ブランドネットワークなどのプロダクトを担当するというのがおおまかな分担ですね。

  • 竹内

    はい、そうですね。私が現在、開発に携わっているのは、3DSに関するプロダクト。この3DSとは、オンラインショッピングなどインターネット上でクレジットカード決済を行う際に、不正利用を抑止するための認証の仕組みです。加盟店とカード会社間で本人認証を行うサービスにおいて中核となるDirectory Serverの開発を担当しています。

  • 村田

    私が携わっているのは、トークナイゼーションです。これは、カード番号をトークンと呼ぶ異なる番号に変換する技術のこと。Apple Pay やGoogle Pay™ 決済などを行う際に鍵を握る技術です。またJCBでは、取引の安全性を高めるためにトークナイゼーション技術を用いた「CoFトークン」と呼ぶ新しいサービスを展開しており、私は現在、加盟店や決済代行事業者向けに、このCoFトークンの実装をサポートしています。

  • 私は、Apple Pay やGoogle Pay など、モバイル決済プロダクトに関わるプロジェクトを担当しています。これらモバイル決済プロダクトは、JCBブランドとしてのプロダクト仕様の策定から、サービス企画、プロダクト開発、さらにはフィールド検証を経てローンチに至ります。私は、チームリーダー兼プロジェクトマネージャーという立場で、各プロジェクトをマネジメントしています。

  • 村田

    私と巴さんは部署は違いますが、同じプロジェクトに携わっていて、日頃からよく連絡を取り合っていますよね。

  • そうですね。ブランドインフラ本部にはさまざまスペシャリストがいて、それぞれが専門性を発揮しながらフレキシブルにチームを組んで仕事を進めている感じがありますね。

(※)Apple Pay は、米国および他の国々で登録されたApple Inc. の商標です。

一人ひとりのバックボーンを尊重する、
風通しがよくオープンな組織

  • 村田

    巴さんと竹内さんはキャリア入社ですよね。なぜ、JCBに入社することに?

  • 竹内

    私は、前職でもカード発行会社でシステム開発を担当しており、JCBは同じ業界で親和性があってその経験が活かせると思ったのです。そもそも私は学生時代から、お財布を持つのが好きではなく「決済を便利にしたい」と考えていました。それがこの業界を志望した理由でもあります。したがってJCBのブランドインフラ本部のミッションには共感する部分が多く、それが入社の決め手でしたね。

  • 私は、もうずいぶん前のことなので忘れていることも多いのですが…(笑)。前職は、欧州の半導体メーカーでモバイル決済などのプロジェクトに携わっており、JCBとも接点がありました。当時は、この領域において日本が世界で存在感を発揮していた時期。国際ブランドのメンバーとして、モバイル決済分野でグローバルな仕事にチャレンジできること、国際的な標準化活動に携われることに魅力を感じたのが大きな理由だったと思います。
    ところで、村田さんは新卒入社ですよね?

  • 村田

    はい。私も志望動機などはもう記憶が曖昧なのですけど(笑)。JCB は、金融・決済業界の中でも、イシュイング、アクワイアリング、ブランドという幅広い事業を展開していて、多様な経験を積めることに惹かれました。面接などで会った先輩社員たちの印象も大きかったですね。とても自然体で自由な雰囲気があって。この会社なら自分らしく働けると思いました。

  • 竹内

    村田さん、その印象は今も変わりありませんか?

  • 村田

    部署によって多少色合いはあると思いますが、基本的には同じですね。竹内さんは、ブランドインフラ本部の雰囲気をどう感じていますか?

  • 竹内

    とても多様なメンバーが集まっていると感じています。海外赴任からの帰国者、外国籍の人も多く、各人のバックボーンを尊重しながらフラットに会話できる感じがありますね。また、一人ひとりがそれぞれ専門知識を持っていて、一つの課題に対しても多方向から意見が出てくるので日々刺激を受けています。

  • 村田

    私も、この部署に異動してきた頃は、オフィスでごく普通に英語の会話が飛び交っているのを聞いて驚きました。フラットということでは、たとえ経験の浅いメンバーの意見でもちゃんと受け止めてくれるような空気がありますよね。風通しのよい組織だと感じています。

  • キャリア入社や他部署から異動してきたメンバーが新しい風を吹き込む一方で、この分野に長く携わっている技術者も多く、コアとなる知見がしっかりと蓄積されている。このバランスのよさも、ブランドインフラ本部の特徴だと思いますね。

働いてみて実感する
ブランドインフラ本部の魅力とは?

  • ブランドインフラ本部で働く魅力としては、スケールの大きさ、責任の重さがあげられます。先ほど話したEMVCoは決済の国際的な標準化団体で、VisaやMastercard含む世界で6つの国際ブランドのみが参加しています。また、AppleやGoogleのような世界的なITプラットフォーマー、さらには他業界から参入してくるプレーヤーたちとも密接に連携をとらなければなりません。グルーバルな潮流を読みながら、JCBという国際ブランドならではの付加価値をいかに高めていくか。そして、このようなフィールドで自らの力を発揮することはチャレンジングで、やりがいが大きいです。

  • 村田

    社会への貢献度、責任の大きさは私も感じています。非対面決済は社会や暮らしに不可欠な存在となりつつある一方で、不正利用の抑止や承認率の向上など取り組まなければならない課題も多くあります。私が携わっているCoFトークンは、日本でこれから広がっていく新世代のトークナイゼーション技術。その社会への実装の一翼を担っていることがやりがいですね。これらの仕事を通じて、さまざまな国や企業の人たちとコミュニケーションをとる機会も多く、日々刺激をもらっています。

  • 竹内

    安心・安全な決済を支えているということでは、3DSも同じです。私が担当しているDirectory Serverは月間2,000万件近い取引を処理しており、もしも障害が起こると社会に大きな影響が及びます。もちろんプレッシャーもありますけれど、この影響力の大きさが面白さであるわけですよね。
    もう一つ、システム開発に関わる立場から魅力をあげるとするなら、開発チームと1つのチームで開発に取り組めること。JCBは、システム開発の内製化を推進しており、ブランドインフラ本部でも新しいシステムの開発はかなりの割合で内製化しています。また、アジャイル開発を取り入れているため、とても現場に近い感覚で開発に携われます。

  • いわゆるフィンテックという世界でも最先端の決済分野に関わる部門であるため、常に新しい技術に挑めるチャンスがあるわけです。自分たちが携わる技術が街角で日々利用される様子を見られるなど、グローバルであるとともに、身近でもある。それもブランドインフラ本部で働く楽しさだと思っています。