赴任中の社員が語るマニラ

JCBの海外展開を担う
人材として、
異なる文化・習慣の
なかで貴重な経験を積む

吉川 智貴

2015年入社

所属部署・役職は取材当時のものです

国内業務の経験を経て、さらに経験の幅を
広げたいと、海外トレーニー制度に挑戦

現在、私は海外トレーニー制度により、マニラ拠点に赴任しています。マニラ拠点は、駐在員2名、現地スタッフ10名の計12名でフィリピン全体を見ています。私は、カード事業、加盟店事業、マーケティング事業の3つの事業に携わっており、お客様のカードご入会現場の課題解決、加盟店の調査やメンテナンス、プロモーションの企画や協業先への提案などを行っています。フィリピンではまだJCBの認知度が高くはなく、アメリカ発の国際ブランドが市場の大半を占めています。また、クレジットカードの保有率が人口比約5%という発展途上のマーケットでもあり、JCBにとってフィリピンはまさに「挑戦」する土俵です。そうしたなかで、フィリピンにおけるJCBブランドのプレゼンス向上のために何ができるのか、日々、自問自答しながら幅広い業務に取り組んでいます。また、現地スタッフ、現地企業とのコミュニケーションの場を多く作ることを心がけ、日本とは異なる文化の理解に努めています。
JCBへの入社を決めた理由が、「日本発唯一の国際ペイメントブランドであり、海外事業を積極的に展開・挑戦している」「海外トレーニー制度があり、若いうちから海外事業を経験できる」という2点でしたので、入社前から海外トレーニー制度への挑戦を考えていました。入社後、調査部に配属され、債権管理を通してクレジットカードビジネスの仕組みを学び、その後、九州営業部で営業とマーケティングを経験。さらなる自分の経験の幅を広げたいと、海外トレーニー制度への応募を決意しました。国内業務で培った経験と知識を活かしながら、現在の各業務に取り組んでいます。

若いうちから海外の最前線に立って、
幅広い業務に取り組めるやりがいと面白さ

赴任後、一番思い出深い仕事は、現地旅行代理店との協業施策です。日本旅行を検討しているフィリピン在住の方々に対して、JCBカードに入会する機会、利用する機会を構築し、JCBは「おトクな特典がたくさんある」「日本での優待が充実している」というブランド認知度を向上させる施策でした。自分で企画立案し、旅行代理店への提案および契約書の締結、プロモーションイベントの運営構築など、交渉から契約締結まですべてを実行する最初の仕事になりました。異なる商習慣・言語でのコミュニケーションに認識違いなども生じましたが、拠点の現地スタッフ、本社スタッフのサポートもあり、計画通りにプロモーションを実行することができました。提携先の銀行やイベント運営先から、「良いプロモーションを作ってくれてありがとう」と言われた時は、言葉では言い表せないぐらいの嬉しさと達成感を覚えました。海外に赴任して感じたことは、日本で身につけたビジネス感覚(案件の進め方、先方を納得させるポイント、関連法案等々)だけでは通用しないということです。文化や商習慣が異なる環境のなかでJCBのビジネスを展開することは、想像していたよりはるかに難易度が高いものでした。そんななか、マニラ拠点の駐在員が発展途上のフィリピンマーケットをJCB海外ビジネスの次なる中核国へ成長させるために、現地提携先との交渉や本部との調整など、多岐にわたる業務を少人数で取り組んでいる姿を見て、駐在員の責任やカバーする範囲の大きさを身近に感じることができ、改めて挑戦するマインドの大切さを学んでいます。若いうちから海外現場を経験したことで、想像力や発想力が鍛えられ、複合的な視点で戦略を立てる力を習得できたと思っています。これらは将来、必ず自分の財産になると固く信じています。海外トレーニーで積み上げた経験を必ず活かし、今後は駐在員として、JCBの海外展開に貢献したいと思っています。