赴任中の社員が語る北京

国境を超えたビジネスを
経験し、
国際ブランドの役割と
機能を学ぶ機会に

好川 慶祐

2015年入社

所属部署・役職は取材当時のものです

JCBという国際ペイメントブランドのもと、言葉の壁を越え、国を超えての一致団結へ

現在、私が赴任している北京拠点は、駐在員2名、現地スタッフ12名という、JCBの海外拠点全体では中規模程度ですが、上海とあわせると中国全体で30名を超える大所帯となります。私は営業管理部に所属し、会員獲得事業と加盟店事業のふたつの事業の業務サポートを担当しています。具体的には、会員獲得事業では新規案件の提案資料の作成や契約書の作成、そこから社内決裁取得に至るまでの日本との橋渡しをしています。また、営業スタッフに帯同し、交渉の場に同席して、知識面のサポートや交渉のアドバイスをすることもあります。
加盟店事業では中国国内でのJCB取扱高拡大を目指し、他国、とくに日本からの旅行者および出張者向けの優待案内を作成しています。また加盟店開拓が不十分なエリアへ視察に赴き、JCB利用が見込める先の調査や加盟店へのヒアリング、メンテナンスを行っています。現在、中国でのJCBシェアは拡大中。決済に関するさまざまな法的規制が大きな壁となっており、それを乗り越えるために駐在員と現地スタッフが一丸となって日々業務に励んでいます。赴任してから最も印象深い出来事は、銀行のセレモニーとその前日の宴席に同席したことです。日中友好45周年の記念日に地元の人が集まる繁華街の中心地で、カードの紹介動画や音楽の生演奏が行われるなど、至る所にこだわりを感じられる華やかなセレモニーが行われ、国が異なろうと良好な関係構築があれば、一緒にビジネスを展開できることに感激しました。またこのセレモニーの前日には銀行の上席の方との宴席があり、言葉の壁を越え、JCBの中国での拡大に最大限協力することを強く訴えてくれたときの真剣な眼差しがとても印象に残っています。

好奇心を武器に、違いを楽しみながら、世界を舞台にJCBのブランド力をより高めたい

私がJCBを選んだ理由のひとつは「世界規模のビジネスができる」という点でした。幼少期を海外で過ごしたことや学生時代に旅行でさまざまな国を訪れた経験から、いずれは海外で働きたいという想いを持っていました。入社直後は大阪で加盟店営業を担当。そこで出会った上司の方々が偶然にも皆さん海外赴任経験者で、JCBの海外ビジネスについて多くのことを教わると同時に、海外で働くためには「やる気」と「好奇心」だけでは難しいということも理解しました。そこで、まず海外ビジネスの現場を知り、そこから自分なりの強みと弱みを認識して行動する力を身につけるために、「やる気」と「好奇心」を認めて挑戦の機会を与えてもらえるトレーニー制度を使い、自分の経験の幅を広げたいと考え応募することを決意しました。滞在国における自社ブランドの拡大に全面的に関与しているという実感を得られることが、海外で仕事をする醍醐味です。JCBは世界各国に加盟店網を持つものの、まだまだ認知度が高くない国や地域も多く、中国もそのひとつです。だからこそ自分で考え、挑戦し、反省し、実行することを繰り返せば、目に見えて市場が変化していきます。自分の行動と決断がその国の会員数や加盟店数に直結し、新たな市場を切り開いているという感覚は、整備が行き届いている国内現場だけでは得難いものです。また、ビジネス現場だけでなく、日常生活においても日々新たな発見や気付きがあり、それを楽しみながら柔軟に対応をしていくことで、自分自身の幅を広げることができることもやりがいのひとつです。
海外を目指す人は、少なからず「好奇心」がある人だと思います。日本と海外の違いを理解することと、現場で体感することは全く別物です。いまある「好奇心」を大切にして、ぜひ海外の現場を体験してください。いろんなことに挑戦してください。違いを楽しんでください。思いもよらないトラブルや現状維持では超えられない壁に直面し、辛い思いをすることもたくさんありますが、それを上回る成長と感動を得ることができます。