経験者が語るシンガポール

多くの人と出会い、
触れ合うことで国際感覚を磨く

根本 真由子

2013年入社
国際営業二部

所属部署・役職は取材当時のものです

海外でのJCBの位置づけや役割を
目で見て実感

トレーニーに応募する前は、国内カード発行部門で大手提携先の総合アライアンス提案営業を担当していました。そのなかでJCBカードが海外で使えることを知らない人がまだまだ多いことに気づき、「海外でのJCBの位置づけや役割」を知りたいと思うようになりました。もともと海外ビジネスに携わりたいという想いもあり、実際に海外拠点で現地のビジネスを経験できる「海外トレーニー制度」が絶好のチャンスであるため、応募しました。赴任先のシンガポールでは、加盟店網を拡大させることが主な業務でした。日本ではJCBは当たり前のように認知されていますが、海外に出るとそれが一変するのを実感しました。JCBを知らない人が多いため、JCBを取扱うことに対するメリットを感じてもらえず、新規加盟店を獲得するのに苦労しました。そのなかで、現地フリーペーパーへの広告出稿やJCB優待ガイドへの掲載など「JCBならでは」の提案を行うことで加盟店への新規顧客集客および売上増強を図り、お互いにとってWin-Winな関係を構築することでいくつもの加盟店にJCBを取扱いいただくことに成功しました。実際は、日本人であってもJCBカードを海外で使わない現状が背景にあることも分かり、ブランドJCBとして海外での利用促進のために活用できるツールを考えていく必要があることも痛感しました。シンガポールはひとりが何枚もカードを所有しているカード成熟社会で、競合相手が多い厳しい市場のひとつです。その意味でも、JCBの国際ブランド強化が急務であることも肌で感じました。トレーニー中は自らを駐在員と現地スタッフの中間と位置づけ、できるだけ現地スタッフの目線で業務にあたるように心がけました。国によって物事の考え方やビジネス慣習などは大きく異なり、必ずしも日本と同じことを海外に展開することが正しいとは限りません。しっかりと現地に合った施策を考え、柔軟に対応していくことが重要であると実感しました。

トレーニーで得たグローバルな人脈が、
将来の大きな財産に

いままでは漠然と海外ビジネスに興味を持っていたのが、海外での加盟店数及び優待提供などの拡大を行い、海外でのJCBの利便性向上につながる仕事がしたいと強く思うようになりました。海外でのJCBの現状と可能性を自分の目で見て感じたおかげだと思います。現在、国際営業二部に所属し、ロサンゼルスから南米、グアムなど米州エリア全体の拠点管理および統括を担当し、管轄国の計画立案や営業活動のサポートを行っています。国担当として、拠点にとっていかに営業しやすい環境をつくるかが重要なミッションであり、拠点と同じ目線に立って考え行動するうえでは、シンガポール拠点で現地スタッフの考え方や価値観の違いを肌で感じられたことは大いに役立っています。
トレーニー制度は、JCBの海外での位置づけや役割を自分の肌で直接感じることができる貴重な機会です。それだけではなく、さまざま人種や業界の方と出会える機会も多く、いままで知らなかった価値観や人脈が増え、その後の仕事に大いに活かせる制度です。実際、現地スタッフをはじめとして多くの人と出会い、このグローバルな人脈および多種多様な人との関係構築力は今後、私の大きな財産のひとつになると思っています。JCBの海外ビジネスに携わりたいと考えている人は、入社後、ぜひトレーニー制度に挑戦していただきたいです。