経験者が語る上海

海外でのビジネスを肌で
感じることが、
海外事業を
担う人材への第一歩

石川 龍二

2010年入社
国際営業一部

所属部署・役職は取材当時のものです

海外事業の幅広い業務を身につけ、
夢の実現につなげたい

入社前から日本発のアジア展開に関わる海外事業に携わりたいと思っていました。入社後、最初の部署の経験を経ても、その想いは変わらず、海外展開に関する情報を収集しつつ、自分ならこんなことをしたいという考えをまとめながら、社内提案制度に提案するなどの活動をしていました。そのなかで海外トレーニー制度は、自ら手を挙げて海外事業に携わることができる制度のため、絶好の機会ととらえ応募したのがきっかけです。トレーニーでは私なりに二つの目標を掲げました。一つ目は駐在員の役割を学ぶことで、海外事業に関わる幅広い業務を身につけること。二つ目は新しいサービスを創出するためのグローバルな視点を獲得することでした。アジア圏の海外拠点に行きたいと思っておりましたので、上海拠点への赴任は念願通りのものでした。上海拠点では主に二つの業務に従事しました。一つ目は中国の主要都市の加盟店に対して、JCBブランドのロゴマークを掲示してもらう加盟店営業。実務は中国の現地スタッフが行い、私は方針策定や管理業務を担当しました。二つ目は中国でのJCBの認知度を高め、よりJCBカードを使ってもらうためのマーケティングに携わりました。
当初は派遣前のような明確な業務がないことに戸惑いました。トレーニーは、9ヵ月の派遣期間後帰国することが前提のため、待っていても仕事はきません。任された仕事を期待以上にやりきることと、自ら取りに行く姿勢で状況を改善していきました。トレーニーでは何を学んで帰るのか、当初の目的を忘れることなく、やりたいことを積極的に立案して仕事をすることが大切になります。

トレーニーでの経験を活かし、
アジア地域でのJCBのプレゼンスを高める

帰国後、大きく変わったことは、国内業務から、海外事業に関わる仕事になったことです。現在、国際営業一部に所属し、モンゴルやベトナム、ミャンマーなどアジア地域の金融機関に対して、カード発行などの提案・契約締結などを行っています。交渉から契約まで一貫して手掛けた案件もあり、大きな糧になりました。トレーニーへの挑戦という機会がなければ、現在のような成長はなかったかもしれません。トレーニー制度は自らの意志と想いで、自分がやりたいことに近づける素晴らしい制度だと思います。
急速なスピードで発展を遂げる中国で、ダイナミックなビジネスの流れを肌で感じることができたことも、現在のアジア地域での営業活動に大きく役立っていると思います。そして何よりもトレーニーを経験したことで、世界市場で戦うチャレンジ精神を身につけたと感じています。とりわけアジア市場でのJCBの発展は、まだまだ多くの可能性が残されています。入社前からの「日本発のアジア展開に関わる海外事業」の夢を実現するためにも、現在の業務経験を重ねることで、自ら立ち上げた新規プロダクトやサービスをアジア地域に広げていけたらと思っています。