スムーズな海外活動のサポートと
高品質な海外サービスの提供を担う

国際業務部はJCBの国際展開に関わる業務を統括する部署です。私は「JCBプラザ」の業務管理と海外加盟店用メンテナンスカード(※)の管理を担当しています。「JCBプラザ」は海外旅行をするJCB会員専用の海外サービス窓口です。一部の主要都市には、会員の方が自由にくつろげる空間「JCBプラザ ラウンジ」も設置されています。「JCBプラザ」では飲食店などの現地加盟店の予約手続きや観光に関する問い合わせ、旅行中の会員が現地でカードを紛失した際の対応など、さまざまなサービスを提供しています。私の役割は「JCBプラザ」の運営がスムーズに行えるためのサポートを行うことです。現地スタッフが「JCBプラザ」を運営する上で直面する課題に対応したり、サービス向上のための施策を企画したり、現地スタッフの研修など幅広く担当しています。
加盟店については一度契約したらそれっきりという訳ではなく、国内もそうですが、海外では各拠点のスタッフが定期的に現地を回ってテストを行っています。私の役割は海外拠点で必要となる、メンテナンスカード製作の手配をすることです。多い年には数万単位のメンテナンスカードの製作を行っています。メンテナンスカード紛失時や万が一不具合が生じた場合の対応にもあたっています。

※メンテナンスカード…新規加盟店で決済端末が設置された際や既存加盟店で決済環境が、
リニューアルされた際などに、問題なくカードが利用できるかネットワーク接続やデータ疎通確認のために使用する特殊なカード。

入社以来、部内の教育研修を担当、
豊富な業務管理経験を活かし、
つねに業務改善の意識をもって仕事に取り組む

大学では経営学を学び、就職活動では主に金融業界を中心に回りました。就活を進めるなかで、キャッシュレスが進む社会でのクレジットカード業界の将来性を感じ、徐々に興味を持つようになりました。他のカード会社からも内定をいただきましたが、最終的にJCBに決めたのは、国際ブランドホルダーという点に加え、社員の方々の明るく、温かい人間性に強く惹かれたためです。
入社後、オーソリセンター(※)に配属され、5年間、オペレーターや新人の教育研修、業務管理を担当しました。ここでの5年間は会員の方や加盟店の方の生の声を直接聞くことができ、それは現在、海外の加盟店や「JCBプラザ」を訪れる会員に関わる仕事を行うなかで、お客様のことを考えられるバックボーンになっています。また教育研修や業務管理を担当していたことも現在の業務で大きく活かされています。
例えば、現在の部署に異動後すぐに、海外現地スタッフでもすぐに分かるようなメールのフォーマットづくりに取り組むなど、受付者も管理がしやすいよう業務の改善を図りました。長年踏襲されていたやり方でも変えるべき部分は変える、こうした業務改善への意識は、前の部署で培ったものです。また「JCBプラザ」の現地スタッフの研修などにも、前部署の経験とスキルが活かされていると思います。

※オーソリセンター…会員や加盟店からのカード利用時の問い合わせに24時間電話対応する
組織。(セキュリティー推進部傘下。)

苦手意識を克服しての自己成長
さまざまな知識を身につけ、
さらなるステップへ

現在、入社6年目ですが、入社以来、自分の成長を大きく感じています。入社前の学生時代は、人前で話すことも、ましてや教えることも苦手でした。オーソリセンターに配属された時は、不安だらけでしたが、オペレーターの方への研修や指導をするなかで、苦手意識はなくなり、JCBの多くの社員の前で講師を務めるまでになりました。業務に関しても、自分なりの課題の見つけ方や解決法を提案できるようになりました。
現在の部署でもまだまだ業務効率化ができる余地があると思っていますので、目下の目標は自分なりの業務改善に取り組み、会社に貢献できたらと思っています。現在、メンテナンスカードもテスト内容や加盟店側の決済環境によってカードを使い分ける必要があるなど、不便な部分があります。すべてのテストに対応できる統一カードはつくれないか、その計画も進められています。カードやシステムの知識を増やし、統一カードの製作プロジェクトにも携われたらと思っています。