お客様のニーズを的確に把握し、
さまざまな施策や決済ソリューションを提案

プロセシング事業はJCBが持っているシステムや業務基盤を活用し、カード発行会社や金融機関などから一連の業務を受託し、維持・運営していく事業です。受託事業の流れとしては、各種システムや業務基盤の立ち上げを行い、その後、各企業様の営業担当者が施策や追加の提案をしながら運営していくことになります。現在、私は二つの受託先様の営業を担当するとともに、今後、プロセシング事業がどうあるべきかを考える将来設計の業務にも携わっています。
担当するひとつ目の受託先様は、大手総合ファイナンス会社様で、クレジットカードからグループ各社の法人カードの発行・運営まで、幅広く引き受けています。システムや業務上のさまざまな課題を洗い出し、解決しています。また、FEPシステム(ネットワークを介して加盟店や他イシュアと接続するシステム)の保守期限切れに伴う対応もしています。もうひとつの受託先様は金融機関様で、カードレスでのデビットカードの運用を担当しています。今後、お客様の要望を踏まえながら、カード会員の拡大や利用促進のための施策を提案していくことになります。一方、プロセシング事業の将来設計業務では、実態把握に向けた情報収集や選択、またその情報収集に向けた各部署への依頼事項の整理などを行っています。

マーケティング業務から事業の提案まで、
幅広い業務に関われる面白さ

プロセシング営業の難しさは、受託先様が実現したいこと・やりたいことと、JCBとして実現できること・やりたいことが相違することがあり、両社が納得できる点を見出し、Win-Winの着地点をつくることです。逆に、そこをスムーズに進め、具現化できた時は、大きな達成感とやりがいを感じることができます。さまざまな施策を考えたり、マーケティングの結果から新たな事業や決済ソリューションを提案したり、幅広い業務に関われるのもプロセシング営業の面白さのひとつです。プロセシング事業の将来設計業務では、やはりプロセシング事業の今後を考えるという意味で大きなやりがいを感じています。
私は入社後、調査部で3年間経験を積み、プロセシング営業部に異動しました。プロセシング営業部での最初の3年間は、推進チームに所属し、大手流通会社様のさまざまなシステム・業務基盤の立ち上げに携わりました。ひとつのカード事業や決済ソリューションを立ち上げていくプロセスを学ぶとともに、そのプロセスで生じるさまざまな課題に対して、他部署と連携・調整しながら、どう対処・解消していくか、前部署とはまったく違う経験を積むことができました。事業を一から立ち上げるダイナミックさや面白さを常に実感しています。大学では国際経営学を学び、就職活動では当初MR職や保険、銀行などを回っていました。当時、カード業界のことはまったく知らず視野にもなかったのですが、JCBに大学の先輩がいたこともあり、企業説明会に参加。そこでカード業界のことを知るとともに、ブランドホルダー、シングルアクワイアリングなど、他のカード会社と比べ優位性が高く、業界の中の立ち位置に独自性があると思いました。独自性のある立ち位置がさまざまなビジネスを切り開く可能性につながると思い、入社を決めました。

先輩たちのフォローが成長をうながす
幅広い業務を経験し、
新たな決済ソリューションの創出へ

入社後、三鷹の調査部に配属されたのですが、1年後、グループ異動があり大阪の調査部へ。大阪時代は楽しい思い出ばかりです。大阪での2年間は、自身の成長が実感できたこともあり、少し天狗になっていました。プロセシング営業部に異動になり、まったく違う業務に天狗の鼻が折れましたが、だからこそまた成長できたと思います。JCBの先輩・上司はフォローやアドバイスが的確で、つねに自分の考えや意見を求められたり、自分で考える状況に置いてくれます。そこが自己成長をうながすJCBならではの秘訣かもしれません。JCBは部門・部署が違うと、まったく違う経験ができるので、できるだけ多くの部署を経験してみたいです。今、Apple PayやGoogle Payなど新しい決済手段が次々と登場していますので、そのような業務に携われる分野にも挑戦したいと思っています。