日々の業務効率化からルール・運用の見直しまで
自身の過去の営業経験から、加盟店ビジネスの改革に取り組む

JCBの加盟店ビジネスは、営業や事務をはじめ多様な部署の連携のもとに進められています。このような加盟店事業全体に関わる戦略や施策の企画・推進・統括を担っているのが加盟店事業統括部です。そのなかでも、私が所属する業務改革推進室ではBPR(※1)に取り組んでいます。私たちのミッションをわかりやすく言うと、業務の改革や効率化の推進によって、社内外の負荷やストレスを解消すること。取り組みは、日々の業務効率化から部門を横断するルール・運用の改定まで、加盟店ビジネスに関わるあらゆるシーンに及んでいます。
入社後、営業本部の近畿北陸営業部に配属され、4年目に現部署に異動しました。近畿北陸営業部では加盟店営業に携わり、新たな決済スキームの導入や販促施策の提案に取り組みました。3年目からは加盟店開拓にも力を入れ、最大手回転寿司チェーンのJCB加盟店化を実現しました。スーパー、アパレル、飲食、サービス、運輸、公金、通販など幅広い業界の企業を担当し、相対するお客様それぞれによって取り巻く環境もニーズも異なることを学べたのは貴重な経験でした。現在の仕事においても、自分ならではの大きな武器になっています。

※1 ビジネスプロセス・リエンジニアリングの略。プロセスの視点から業務改革を推進する取り組み。

改革には説得力のある提案と
ゆるぎない意思が求められる
それだけに達成した時の影響力も
やりがいも大きい

そのような営業での経験を活かして私が取り組んだ改革のひとつに、営業に関わる決裁ルールの見直しがあります。このルールは全社収益にも影響が及ぶため、数多くの手続きが必要となります。一方で、このルールの煩雑さ等から第一線の営業にとっては負荷となってしまう側面もあり、私も前部署で営業に携わっていた時に、そのことを実感していました。
そこで現部署に異動した後、自分が先頭に立って改革しようと考えたのです。
見直しにあたり、まず営業部署にヒアリングを行って改めて実態を調査しました。次に、自分なりに仮説を立てて、ルール改定後に見込まれる効率化効果や収益への影響をシミュレーションし、部門全体にとってどんなメリットがあるかを明確化しました。関連する各部署を巻きこみながら新たなルールを設計し、経営層に何度も提案を行いました。そして半年あまりかけて、実態に即した決裁ルールへの改定に至ったのです。
社会がスピーディーに変化する今、お客様のニーズに応えうる事業基盤を維持・発展させていくためには、従来の常識にとらわれない大胆な改革が必要です。私たち加盟店事業統括部の仕事は、部門全体に関わるだけに困難なこともありますが、その影響が全社に及ぶスケール感はなによりの醍醐味です。その後、全国の営業部署を訪れる機会があり、「あの改革は君が手がけたのか!」といった声を聞き、大きな達成感を得ることができました。

自分らしい、
多様なキャリアステップを歩みながら
社会に新しい価値を提供する仕事に
チャレンジしていきたい

事務の効率化などの業務改善も私たちの重要なテーマです。自動化ツールや生成AI等の最新技術の活用によるDX推進も積極的に進めています。このような業務改善やデジタル化を、目新しいものではなく普遍的なものとすることで、各部署の社員が自ら想起・実行できる環境を整えていくことが目標です。
一方で、私は入社以来ずっと加盟店ビジネスに携わっているため、異なるフィールドに挑戦したいという気持ちもあります。カード事業、ブランド事業、あるいは未だ存在しない新たなビジネスを生み出す仕事にチャレンジするのも面白そうだと思っています。JCBは「決済」という将来性豊かな分野で幅広いビジネスを展開しており、自分の可能性をさまざまに試すことができます。実はこのことが、私がJCBを志望した理由でもあるのです。多様なキャリアステップを歩みながら、社会に新しい価値を提供していく仕事にチャレンジしていこうと思っています。