業界のフロントランナー。
そのバックヤードに触れた貴重な経験

就職活動では、モノにとらわれることなく幅広いサービス・分野に携わりたいという思いがあり、金融業界に強い関心を抱いていました。なかでも、JCBは事業領域が広く、業界のフロントランナーとしての存在感がありました。会社の雰囲気も他の金融機関と比べて自由度が高く、私の性格にあっているように思えました。また、選考の過程で多くの社員と会い、フランクな人柄の良さに魅かれたのが、入社を決めた大きな要因です。
入社後はカード発行部に配属となり、カードを発行するための一連の業務プロセスを設計する、いわゆる業務設計を担当しました。カード発行とひと口にいっても、社内では多くの部署との連携が必要になります。各工程において関係部署の担当者と調整を行い、最適な業務プロセスを設計することが当時のミッションでした。関係者は多岐にわたるため、調整力が非常に身についたと思います。業務プロセスというバックヤードに触れたことで、業務に対する理解が深まったことは、貴重な経験でした。

課題や問題点を洗い出し、プロジェクトを前に
進める。その先にある大きなやりがいと喜び

入社5年目には、当時新設されたばかりのデジタルソリューション開発部に異動となりました。当時は、サービスのWEB化に注力していて、JCBが提供するサービスを会員専用WEBサービス「MyJCB(JCBが提供するWEB上の各種サービスプラットフォーム)」に集約し、会員の方がWEBで各種手続きを完結できるように開発を進めていました。
そのなかでも、主に入会機能を担当し、プロセシング事業統括部門、カード事業統括部門など、さまざまな部門・部署との間に立ち、意思疎通を図りながら、プロジェクトを進めました。多くの関係者との調整が必要となるうえで、少しのボタンの掛け違いにより、大きな失敗をしたこともありました。ただ、そうした経験が成長の糧となり、いまではプロジェクトの勘所、いつまでに何を決めなければいけないかを、きちんと把握したうえでプロジェクトに臨めるようになりました。
プロジェクトを進めていく上では、各所に必ず課題や問題点が発生します。その一つひとつを解決し、最終的には自ら手掛けたプロジェクトが目に見える形となり、世の中に発信され、国内外のお客様に使ってもらえるというところに、大きなやりがいと喜びを感じています。

これまでの知見を活かし、伸ばしていくことで、
「生み出す」側に立ちたい。

現在は担当が変わり、モバイル決済の基盤開発に取り組んでいます。例えば、提携企業が希望するモバイル決済リリースに向けて、提携先が運営するシステムや店頭の決済端末と、JCBの基幹システムを繋げるゲートウェイの開発です。複数のプロジェクトを同時に進めていますが、どれも大手企業との協業案件が多く、これまでとは比較にならないほどの数の関係者と調整を行いながら、プロジェクトを推進しています。リリース後のお客様の数も膨大な数を見込んでいます。品質には高いレベルが求められますし、当然セキュリティーは盤石でなければなりません。その分プレッシャーもありますが、強い責任感を持って取り組み、自己成長することで、より良いキャッシュレス社会に貢献していきたいです。また、今後はお客様目線で「生み出す」仕事をしたいと思っています。世のなかでは、さまざまな決済サービスがどんどん生まれてきていますが、他社は関係なくJCBが「お客様のためにこうしたいんだ」という視点でプロダクトを手がけていきたいです。そのためには、現在携わっているシステムに関する知見は必要不可欠になるので、そういった長所を伸ばしていきながら、これからのキャリアを築いていきたいです。